慢性蕁麻疹と診断された時に知っておきたい対策について

蕁麻疹(じんましん)が体に現れて1ヶ月以上継続すると、慢性蕁麻疹と診断されます。慢性蕁麻疹は原因がわからないまま症状が出るので患者にとっては辛い病気です。私も慢性蕁麻疹で今も完治したとは言えませんが、どんな対策を行っているかお伝えします。

慢性蕁麻疹と診断されるまで

私が慢性蕁麻疹と診断されたのは社会人になってOLとして働き始めた頃でした。それまでは蕁麻疹が出たことは一度もありません。

ある日のこと。目が覚めた時に手に違和感があり、寝ぼけまなこで目を凝らしてみると手がグローブのようにパンパンに腫れ上がっていました。慌てて朝イチで近くの病院に行って診察してもらったところ、「蕁麻疹だね。何かアレルギー持っていないかい?」と言われました。

今まで何を食べても、何に触れてもアレルギー反応を示したこともなかった事を伝えると、「ひょっとしたら膠原病という病気かもしれないから検査をしよう」と言われて血液検査をしました。

この日は抗ヒスタミン剤とかゆみ止めの塗り薬をもらって使ってみると、少しずつパンパンに腫れ上がった手が引いていき翌日には治っていました。数日後、検査結果を聞きに行きましたが特に問題ないとのことで、また蕁麻疹が出たら来るようにと言われました。

慢性蕁麻疹とはっきり診断される

最初の診察でもらった抗ヒスタミン剤をしばらく服用していましたが、この間に蕁麻疹は現れませんでした。

でも、薬が無くなってしばらく経つとまた蕁麻疹が現れました。私の場合、蕁麻疹が出るのは手や唇、お尻、太もも、お腹など場所がまちまちでした。びっくりしたのは気管に現れて喉が詰まったようになった時です。この時は命の危険すら感じました。

数回病院に通った結果、「これは慢性蕁麻疹だね。しばらく上手に付き合わないとなかなか治らないね。慢性蕁麻疹は原因がはっきりわからないから、治療は対症療法が基本になる」と言われました。

慢性蕁麻疹の治療が始まる

私の場合は蕁麻疹が出るのを抑える抗ヒスタミン剤との相性が良かったようで、薬さえしっかり飲んでおけば症状に悩まされることはありませんでした。私が服用していたのは「アレグラ」という薬です。

薬さえ飲んでいれば平和な日々が続きましたが、ある時ふと「いつまでも薬を飲み続けても良いのだろうか?蕁麻疹が出る原因を考えて、原因がわかれば薬を飲まなくても蕁麻疹が出ないようにできるのでは?」と思い、自分なりに何が原因で蕁麻疹が出ていたのか考えてみることにしました。

蕁麻疹が出る原因がわかるまで

蕁麻疹は食べ物などにアレルギー反応を示して現れることが多いそうですが、私が最初に行った血液検査では飛び抜けてアレルギー反応を示すモノが見つかりませんでした。当時、自宅で猫と犬を飼っていたのですが、どちらも問題なかったので一安心しました。

医師からは「アレルゲンになると考えられるモノは限りなく存在しているから、全てを調べるのは難しい」と言われました。

私の蕁麻疹はアレルギーではない?

蕁麻疹が出る原因がわからないまま過ごすのは気持ち悪いので、何とか原因を知りたいと思い必死に調べてみると、蕁麻疹はアレルギーが原因になるだけではないことがわかりました。ひょっとしたら私もアレルギー以外の原因で蕁麻疹が出ているのではないかと考えて、しばらく薬を飲むのをやめて日記を書きながら心当たりがある事を確認してみました。

【環境の変化】

当時私は社会人になって間もない頃だったので、学生の気分がまだ抜けきっていませんでした。

【体調】

蕁麻疹がよく出る時期を思い返してみたところ、体調が悪くなった時によく出ていたような気がしました。

蕁麻疹の原因をほぼ特定

確信はありませんでしたが、恐らく蕁麻疹が出る原因だろうとわかったのが以下の3つです。

【ストレス】

慣れない仕事でミスをして落ち込んだ時、友達は遊んでいるのに私は残業で遊べない…などストレスを強く感じた時に蕁麻疹が出やすいのではないかと思いました。後で調べてみてわかったのですが、慢性蕁麻疹はストレスが原因になっていることが多いそうです。

【生理前】

生理前になると頭が痛くなったり、イライラしやすくなったりするのはPMS(月経前症候群)という女性に多い症状です。これは女性ホルモンのバランスが変わることで現れるものらしいですが、実は蕁麻疹を引き起こしやすくなるそうです。確かに、私も生理前は偏頭痛やイライラが多くて蕁麻疹も出やすかったです。

【疲れた時】

風邪をひいた時、夜遅くまで遊んでいた時など疲れた時には決まって蕁麻疹が出ていました。

私がしている慢性蕁麻疹の対策

蕁麻疹が出ると考えられる原因がわかったので、後は原因を取り除く対策をしたらうまくコントロールできるようになるのではないかと考えました。

まずストレスに関しては仕事で感じる事は仕方がないので、できるだけストレスを発散できるように軽い運動をしたり、友達とカラオケに行って遊ぶようにしました。

生理前のホルモンバランスについてはコントロールが難しいので、生理前は女性ホルモンと似た作用があるという大豆製品を避けるようにして、女性ホルモンのバランスを整えるというチェストベリー入りのハーブティーを飲んで過ごしました。

疲れた時には無理をしないで休むようにすることも心がけました。

慢性蕁麻疹と上手に付き合えるように

そして現在。以前のように悩むことは無くなりましたが、今でもたまに蕁麻疹が出て来ることはあります。でも、自分なりに原因を掴んでいるので「今日は疲れているからゆっくり休まなきゃ」「ストレスが溜まってきたかな。しっかり発散させなきゃ」と前向きに考えながら対策できるようになり、蕁麻疹の症状が出た時だけ薬を飲んで抑えるようにしています。

完治したとは言えませんが、原因もわからずにただ薬を飲み続けていた時よりもかなり気持ちが楽になりました。

慢性蕁麻疹の症状と対策は人それぞれ

慢性蕁麻疹で悩んでいる人はたくさんいますが、どんな症状が出るのか、何が原因になっているのか、どんな対策が有効なのかは人それぞれです。私が行った対策についてはあくまでも参考程度に考えて欲しいのです。が、やはり原因をきちんと把握したうえで症状を抑える治療を続けて上手に付き合っていくという点については慢性蕁麻疹の対策として皆さんに共通することだと思います。慢性蕁麻疹でお悩みのアナタの症状が少しでも軽くなることをお祈りしています。