【成人アトピーの治し方】再発して悪化!完治させるまでに私が行った方法とは

大人になって再発する成人アトピー、その治し方はこれといった決め手がありません。再発する原因もさまざまで、治すのはなかなか難しいと言われています。そんな成人アトピーに再発してしまった私が、それを克服するまでの体験をまとめてみました。

再発!みるみるひどくなるアトピー

一度は治ったアトピー

子供のころに喘息とアトピー持ちだった私。 親には心配をかけたけど、小学校に入るころにはいつのまにか元気になり、アトピーも消えていました。普通の子より活発だった自分、小児喘息もアトピーも、大きくなれば自然に治る子供の病気という認識で、大人になっていきました。

子供の時にアトピーでも、大人になると治っていくのが通常です。でも、なかには成人になってから再発したり、ステロイドの多用が原因で後遺症が出てくる場合があります。アトピーなどなったことがないのに、大人になって発症する人もいます。アトピーと一口に言っても原因は人それぞれで、これと言った特別の治し方もないのが現状です。

私は勤め始めてからも特に病気をすることもなく、健康に働く毎日でした。その後、公的機関に転職、国の仕事でやりがいのある仕事でしたが、責任が重く、かつ非常に多忙な毎日が訪れました。

一時的な湿疹かと思ったら

残業は夜の8時、9時までが当たり前。食事は外食で、家にはただ寝るだけに帰る毎日。そのうち、腕に湿疹が出てきました。

何かかぶれたかな?と思い、気にも留めずに放置していたら、どんどん広がっていきます。腕全体、足や背中まで。顔に広がってきたときはさすがにおかしいと思い、ネットで調べ始めます。自分の仕事を抱え込んで休みもままならない自分は、病院にいくのをためらってしまったんですね。

ストレスはアトピーの大きな原因のひとつ

社会に出ると会社勤めや人間関係などで、多くのストレスを受けたりします。通常の人は趣味や遊びなどでストレス解消して、体に影響を残している人は少ないでしょう。ただ、子供のころアトピーだったり、潜在的にアレルギー因子を持っている人は、ストレスが引き金となってアレルギー反応が強く出ることがあります。

アトピーは一般に、心因性の要素も強いと言われています。ストレスは、アトピーの最大の原因ともいえるのです。また、体にはアレルギー反応を抑制する体内ホルモン「コルチゾール」というものがありますが、ストレスによってその分泌が妨げられてしまうそうです。

私の湿疹もアトピーの再発でした。過重な労働で、ストレスが溜まってしまったんですね。疲労で免疫力が低下したということもあるでしょう。

寝不足(睡眠障害)もいけない

寝不足や夜更かしなどで睡眠のリズムがくるっていることも、アトピーを悪化させる要因になります。睡眠不足によって脳は不安や緊張などに反応しやすくなり、それがストレスを増やす元になりま

す。

睡眠時には成長ホルモンが分泌されますが、このホルモンには、肌の傷などを修復する働きがあります。睡眠不足でこの成長ホルモンがうまく分泌されないことで、皮膚の回復も遅れます。アトピーでかゆいと深い睡眠がとれず睡眠不足になって、また悪化という悪循環になる恐れもあります。

私は残業で帰りが遅くなったため、帰宅後もすぐに寝付くことはできず、睡眠不足が続きました。休みの日は寝てばかりでしたが、それで解消されることもありません。毎日の充分な睡眠が大切なんですね。睡眠の質も重要です。脳が疲労していると、眠っていても休まらず、質のいい睡眠はとれません。

食生活の乱れ

食生活の乱れもアトピーには大敵です。私は多忙のため、自炊ができなくなり(当時1人暮らしでした)外食ばかりの生活になりました。野菜が十分摂れず、油物の多い食事が多かったようです。

【アトピーで避けた方がいいもの】

アトピーによくない食材と言うものがあります。甘いもの、動物性の油脂、酒類は一般的に避ける方がいいようです。これらはアレルギー反応を起こしやすいのです。でも、ストレスが多いと、こんなものばかり食べたくなるから困ります。

特に甘いものには走りますね。私は、仕事中も終わってからも、甘いものばかりつまんでいました。お酒も疲れが癒えるようで、好んでいました。

添加物などを含む食品の摂取は控えた方がいいようです。人工的な成分は消化に大量のエネルギーを使うといいます。結果、エネルギーが不足して免疫力が低下し、アレルギー反応が出るという事態になりやすいのです。外食やインスタント物を主体とする食事は、アトピー再発の大きな誘因と言えるでしょう。

【油は変えた方がいい?】

アトピー歴の長い人なら、食用油はリノール酸を避け、αリノレン酸(オメガ3の不飽和脂肪酸)

のものを使うというのは良くご存知かもしれません。べに花油、ひまわり油、コーン油、サラダ油

などのリノール酸の油はアレルギーを引き起こし、アトピーを悪化させる原因となると言われています。外食で油物の多かった私は、こういう油ばかり摂っていたようです。アトピーが出てきても仕方ありません。

一方、αリノレン酸(オメガ3の不飽和脂肪酸)の油は、逆にアレルギーを抑制することが研究で分かっています。今ではアトピーに関係なく、健康にいい油としてオメガ3の不飽和脂肪酸であるフラックスオイル(亜麻仁油)やしそ油がとても人気です。

フラックスオイルの難点は、熱に弱く酸化が速いということです。生のままサラダなどにかけて食べたり、そのまま飲んだりするのが通常です。冷蔵庫に入れ、早めに使い切ることが必要です。私はフラックスオイルを毎日、大さじ2杯飲んでいました。割と飲みやすい味です。

治るまでの道のり

悪化してついに病院へ

軽いうちに病院に行けばよかったのですが、自分で治そうと市販の薬を塗ったり、ネットで治し方を調べて試したりするうちに患部は広がり、顔にまで出てきました。

アトピーの治療薬であるステロイドは副作用がひどく、脱ステロイドと言って全く使わず治そうとしている人もいます。そういった人は、化膿がひどくなるなど重篤な状態で放置していることもあるようです。私もステロイドの副作用は知っていたので、当初はその使用を避けていました。

【ひどくなる前に薬を使う】

しかしステロイドは長期的に使うのがダメなのであって、初期の炎症を抑えるには有用なのです。炎症を放っておくと菌が繁殖して全身に広がる場合もあります。私はまさにそのような状態になりました。放置して悪化すると貨幣状湿疹になる場合があります。これは一度なるとなかなか治りづらく、痒みも尋常ではありません。

あわてて病院に行った私はアトピーと診断され、ステロイド軟膏と抗ヒスタミン剤を処方され、とりあえずひどい症状を抑えました。ひどくなる前に、ともかく症状は抑えるのが肝心です。放置して自然に治るものではありません。原因を正していくことは必要ですが、一度出てきてしまったものは悪化するばかりなのです。

どうしてもステロイドは使いたくない人は、抗ヒスタミン剤だけでも飲むといいでしょう。痒みを止めて掻くのをやめるだけでも、悪化を防ぎます。

科学的な薬は飲みたくないという人には、痒みが収まると評判な乳酸菌もおすすめです。中でもラクトバチルス乳酸菌がかゆみを抑えると言われています。ラクトバチルス乳酸菌には、抗酸化作用やメラニン色素の生成を抑制する効能があるとされていますが、炎症を抑える働きもあるということです。炎症を抑えて、かゆみを和らげてくれるわけですね。

私も少し症状が収まってきてから、こちらを飲み始めました。抗ヒスタミン剤をやめてからも痒みは起きず、効いていたようです。

ストレスの解消

ストレスのない生活ができるよう、工夫することは重要です。ストレスが多いと感じるときにアトピー症状がひどくなる人は、何か夢中になれる趣味などを見つけるのもいいでしょう。

当時の私は、ヨガがいいと聞いて、本を買って家で始めました。確かにリラックス効果があり、ゆったりした気分になります。その後ホットヨガの教室に通い始め、アトピーは消えていきました。

運動は、外に出て行う運動もいいようです。ランニングなどの有酸素運動は脳を活性化し、ストレスを解消します。後述の睡眠改善の点でも、とても有効です。体も鍛えられて体質改善になるので、アトピーの回復にもつながり、一石二鳥と言えますね。

睡眠の改善

【トリプトファンの摂取】

睡眠不足や不規則の睡眠リズムを改善するには、トリプトファンの摂取が有効と言われます。トリプトファンとは必須アミノ酸のひとつで、体内に入り「幸福ホルモン」と言われるセロトニンの原料になります。

幸福感をアップしてくれるホルモンなんですね。セロトニンは夜になると睡眠ホルモンであるメラトニンに変わると言われています。メラトニンは質の良い睡眠をもたらしてくれるそうです。

トリプトファンは牛乳や大豆製品に多く含まれます。私は夜寝る前に、必ず温めた牛乳を飲むようにしました。寝つきが良くなり、朝の寝起きも良くなりました。かなり効果あるようです。

【朝の太陽を浴びる】

朝の太陽を浴びるのもセロトニンを増やします。朝は早起きして、積極的に日光浴をしました。このことも、夜の質の良い睡眠に役立ったようです。

さらにランニングをすれば、脳が活性化されてセロトニンの分泌が増えるようなので、朝走るのは大変おすすめです。早起きしてランニングは自律神経の働きを整えるので、そのことも睡眠の改善に大いに役立つと言えるでしょう。

食生活の見直し

【腹八分目が理想】

先述の避けた方がいい食品を控えるとともに、食べる量も見直しました。ストレスが大きいと過食になりやすいのです。アトピーの人は内臓が弱い傾向があります。また、食べ過ぎは消化がうまく働かず、体に毒素が溜まるので、アトピーが悪化する原因にもなります。

内臓の負担を減らすよう、腹八分目を心がけました。少なめに食べることによって、消化が正常に働き、未消化で体に毒素が溜まるという悪循環を避けることができたようです。

【腸内環境の改善がカギ】

アトピーの人には便秘であることが非常に多いです。私も便秘気味でした。腸は皮膚の鏡とも言われ、腸内環境がいい人の肌はとてもきれいです。腸内環境を整えることが、アトピーの改善につながる可能性が高いようです。

便秘の解消に薬を使っていては、いつまでも治りません。腸が薬に頼ってしまい、働きが鈍くなります。常用していると効かなくなるのはそのせいです。センナなども腸を黒くしたり、多用は危険と言われています。

私が便通を良くできたのはヨガでした。継続していくことで腸が活性化され、動き出すのがわかります。また、酵素の摂取は便秘解消にとても有効です。納豆やみそ汁、甘酒などの発酵食品を多く摂るようにしたのも便秘解消に役立ちました。

民間療法は効果ある?

湿疹が出始めたとき、ネットでいろいろな民間療法を見つけました。漢方、ツボ、鍼灸、カッピング、塩やよもぎ・カモミールなどの入浴剤など、他にもたくさんあります。

どの方法もアトピー改善の効果として一理あり、実際に治っている人もいます。ただこれらの方法も、症状がひどいときはまず薬で抑えてから行った方がいいです。私はツボ押しをやりましたがまるでよくならず、症状を悪化させました。

ひどい場合は薬も大事。症状を鎮めたら一気に体質改善!

私の成人アトピーが治るまでをご紹介しました。成人アトピーの症状を直接治したのは薬でしたが、それだけをいつまでも使い続けると後遺症の恐れもあります。根本原因の生活習慣を見直し、体質改善に取り組んだおかげで、すっかりアトピーは消えてくれました。

現代人に多いと言われる成人アトピー、もしかして私の時と同じ環境にいるとしたら、ぜひ見直してもらいたいと思います。治らない病気ではありません!